安全と安心を守る: ccTLD 保護への道のり

2023-10-10

国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は、各国のデジタル上の玄関口として、オンラインの世界で信頼と安心を体現しています。ccTLD の運用者がオンライン上での存在感を高め、資産を守ろうとするときには、固有の課題を理解する経験豊富なパートナーが必要です。

ccTLD のレジストリ運用者は、複雑な環境でデジタル業務を費用対効果よく管理するための戦略的な解決策を求め、ClouDNS に相談することがよくあります。サーバー管理への投資を最適化し、オンラインサービスの信頼性と効率を確保することが目標です。深刻なサイバー脅威に直面し、効果的な対応に苦慮している場合にも当社に相談が寄せられます。

当社は ccTLD が直面する差し迫ったニーズへの対応を専門としています。同様の課題を解決してきた豊富な経験を生かし、お客様に合わせた解決策を提供します。この導入事例では、当社の解決策によって課題に対処し、目標を達成した ccTLD 保護への道のりをご紹介します。

課題

Distributed Denial of Service (DDoS) 攻撃は、ccTLD 運用者にとって一箇所だけにとどまらない多面的な課題です。通常、ネットワークサービスを利用できなくすることを目的としており、ccTLD の評判と運用に影響を及ぼします。こうした悪意ある脅威によって、そのトップレベルドメイン内のすべてのドメインが完全に利用できなくなった事例もあります。その結果、運用者の内部システムと顧客のデジタルインフラの両方に悪影響が生じました。

Statista によると、2023 年 7 月時点で .cn ccTLD の登録数は 2,998 万ドメイン名に達し、最多となっています。しかし、その人気にはリスクも伴います。Netcraft によると、サイバー犯罪の発生件数は 8,351 件で 4 位です。また、China Internet Network Information Center (CNNIC) の報告によると、2013 年には .cn ccTLD を標的とする過去最大規模の DDoS 攻撃を受けました。

ノート: Netcraft の情報によると、.in、.id、.cc、.tr、.pk、.th、.mk などの ccTLD も DDoS 攻撃の標的となっています。.tk、.de、.uk、.nl、.br などの登録数が多い主要な ccTLD もリスクにさらされています。

DDoS 攻撃という差し迫った問題に加え、多くの ccTLD レジストリ運用者は、既存システムの信頼性や安全性の不足という共通の課題を抱えています。こうした問題は、予定外の停止、DNS 名前解決の遅延、アクセス不能な時間帯として現れます。いずれも顧客満足度を損ない、契約上の違約金につながる可能性があります。

DNS インフラの維持と更新も広く見られる課題です。多くの ccTLD 運用者は、増大する需要に合わせたシステムの拡張に苦労しています。また、予算の制約により、DNS インフラの強化はおろか維持費さえ賄えない運用者もいます。

こうした共通の課題は、ccTLD レジストリ運用者のデジタル領域を強化する包括的な解決策の必要性を示しています。

当社の解決策

多層的な戦略としての DDoS 対策
DDoS 攻撃への対処には、悪意あるトラフィックを受け止めるだけでなく、正規のリクエストと不正なリクエストを的確に見分けることが重要です。当社の DDoS 対策は、流入するトラフィックを詳しく調べて悪意あるリクエストを除外し、正規のトラフィックに影響を与えないよう設計されています。特に 10 Tbps という強力な防御能力は、お客様のデジタル資産を守る当社の取り組みを示しています。

Secondary DNS による冗長化
保護をさらに強化するため、Secondary DNSをフェイルオーバーの仕組みとして利用します。冗長性が高まるだけでなく、一つの層に障害が発生しても、バックアップを通じてシステムの稼働を維持できます。

Anycast DNS ネットワーク
当社の Anycast DNS ネットワークは世界各地に分散しており、最適な速度と信頼性を確保します。45 か所以上の拠点(PoP)を活用してトラフィックを最寄りの拠点へ振り分け、遅延を抑えながら速度を最大限に高めます。

国内に設置された PoP
ccTLD では、運用国の国内に PoP を設置することで、国内ユーザー向けの速度向上とセキュリティの強化という二つの利点が得られます。これは Centre for International Governance Innovation が推奨するベストプラクティスにも沿っています。

ノート: "TLD 運用者の観点では、大規模な DDoS 攻撃を緩和するための現在のベストプラクティスは、世界各地に分散した複数の DNS anycast プロバイダーを利用することです。ccTLD では、その国のユーザーにできるだけ近い場所に国内の anycast を導入することがベストプラクティスです。"

出典: Centre for International Governance Innovation

ccTLD に共通する課題と解決策を見てきました。続いて、当社に支援を求めたお客様の事例を二つご紹介します。

お客様 1

最初のお客様は、2001 年から運営されているドメインレジストリです。従来のシステムでは現代の脅威を防ぎきれず、深刻な問題に直面していました。その結果、収益の損失と評判の低下が生じ、早急な解決策を求めていました。

当社のテクニカルサポートマネージャー Yordan Minkov は、次のように簡潔に述べています: "ご相談を受けたとき、お客様が直面している課題は明らかでした。この分野での長年の経験と同様の事例を解決してきた実績から、必要とされているものをすぐに理解できました。"

徹底的な監査の後、DDoS 対策、Secondary DNS の層、専用の Anycast DNS リソースを組み合わせた包括的なセキュリティ戦略を導入しました。当社の多層的なセキュリティと世界各地の PoP により、ダウンタイムの解消、セキュリティの強化、サービスの高速化と信頼性向上、コスト削減という成果が得られました。

お客様 2

次のお客様は、比較的小さな国で運営され、その国のデジタルインフラの重要な一部を担う ccTLD レジストリです。サイバー脅威の増大と運用上の課題を受け、包括的な解決策を求めていました。

当社の営業担当者 Ekaterina Trancheva の言葉:
"お客様 2が当社に相談されたとき、すでに別のグローバル DNS ホスティング・CDN プロバイダーから提案と情報を受けていました。その競合他社が処理できるトラフィック量は当社の 7 分の 1 でした。それが、当社との取引を続けるかどうかを決める重要な要素になりました。"

当社は徹底的なリスク評価を行い、独自ブランドの DDoS 対策付き Anycast DNS サービス、同期が容易な secondary DNS、国内に戦略的に配置した拠点を提供しました。その結果、DDoS 攻撃の効果的な緩和、顧客の信頼回復、サービスの信頼性向上、世界各地の PoP を活用した速度の最適化を実現しました。

概要

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